2021年5月現在、日本を含めて世界中でコロナウイルス感染症が猛威をふるっていますね。
人ごとではなく、弊社の営業エリアである岐阜県の感染者数も日に日に増加しています。
そんな中、このコロナとの付き合い方、または今後も続くであろう感染症対策として、2020年〜2030年のマイホーム選びのトレンドが劇的に変わろうとしているのをご存知でしょうか?
「マイホームのトレンド」というと、古くはサザエさん家の「えんがわ」文化に始まる庭付き一戸建てから、最新のツーバイフォー工法までさまざまですが、コロナによって新たな「選び方」トレンドが生まれようとしています。
今回の記事では2020年度のマイホーム選びのトレンドの変化について、これからマイホームを手に入れようとしている方に向けて参考になるような記事を書きたいと思います。
コロナウイルス感染症によって私たちのライフスタイルは劇的に変化している。
コロナウイルス感染症は2020年1月に始まりました。
当時は寒くなると流行するインフルエンザなどのような一過性のものという認識が強かったのですが、現在では大半の方の認識が「コロナ対策は長期戦になる」という見方に変わってきています。
コロナウイルスの影響はマイホーム選びで重要なポイントを変化させました。下記にそのトレンド目線を挙げておきます。
- 家の外の人間、他者との接触を避ける必要性が生じている。
- 在宅ワークなどにより、家での過ごし方が変化している。
- 家の外に求められていたものが、家の中でも可能になることが求められている。
- 家の天井をより高く、部屋の面積をより広く。もっと大きい家がほしい!
- マンションは接触回数が多く、感染リスクが大きい。自由度も少ない。
上記の例を挙げてみても、マイホームに求められていたことがコロナの影響を受けて変化してきていることが分かります。
ポイントをまとめると、
それぞれの考え方をもっと深掘りしていきましょう。
通勤時間はもう気にしてない?働き方が変わって通勤時間の束縛から解放!
テレワーク、在宅ワークという言葉をよく耳にするようになってからしばらくたちました。
これを受けてマイホームを選びで忙しくなり始める20歳台〜30歳台のご夫婦の考え方も、働き方に合わせて変化しています。
在宅勤務やテレワーク、リモートワークなどの登場で通勤による職場との長距離移動が少なくなってきているからですね。
長距離移動、長距離通勤というのは身体的・心理的な負担もそうですがマイホーム選びに関してもとても大きなウエイトを占めています。
コロナウイルスが流行する前では、東京都心や大阪市、名古屋市などの都市部でマイホームを建てる場合はこの通勤時間を短くするために少し値段が高くなっても都心部に居宅を構える傾向にありました。
しかし、在宅勤務の登場でそもそもの「通勤」がなくなり、コストを上げて都心に住む必要がなくなったのです。
「都心へのアクセスが悪い」というデメリットが、デメリットでなくなるのであれば、マンションよりも戸建ての方が良いというアンケート結果もすでに出ています。
つまり「通勤時間」は徐々にですがマイホーム選びにおける重要なポイントでなくなってきているんですね。
自宅に求めるのは豪華さより広さ?マイスペースの確保が生活満足度を高める。
この1年間で、働き方の変化に応じて自宅で過ごす機会が多くなるご主人が増加しています。
以前までは豪華なお家に住みたい、または豪華な家具に囲まれていたいというニーズは常に上位を占めていました。
しかしコロナ禍の影響でそういった上位グレードへの憧れは下落傾向にあります。
今のマイホームの求められているのは、
質素でも良い。大事にしたいのは心からリラックスした時間を過ごせるかどうか
リモートワークで子供がいても、落ち着いて静かに仕事ができるマイスペースがあるかどうか
上記のような仕事とプライベートの両立です。
家にいる時間が増えたことで家族それぞれの立場にとって必要な空間の面積が増えているんですね。
子育てスペースと仕事スペースの隔離や、趣味やプライベートを楽しむための広い庭など、最近のオーナーに求められているマイホームの形は多岐にわたるようです。
マイホームを買うなら断然一戸建て!コロナによって需要が変化してきたか?
上記に記載したように、コロナによって徐々にマイホームに求められていることが変わってきています。
この需要の変化はダイレクトに、マイホーム選びのトレンドにも影響しているんですね。
自分が今まで以上に長く過ごすことになった空間は、当然のことながらコロナウイルス感染症対策を実行する上でも安全であることが第一条件です。
マンションなどの場合は共用部分が必然的に多くなり、自分がしっかりと感染症対策を施していてもリスクは戸建住宅よりも上がります。
エレベーターやマンションエントランス、ゴミ捨て場などの共有スペースでの感染リスクをみても戸建ての場合はそもそも共有していない以上、リスクは相対的に下がります。
戸建ての最大のメリットとして、個室の面積、求めている空間を自分で自由にアレンジできることです。
上記のようなちょっとしたDIYも戸建てなら取り組みやすくて周りの環境を気にせずに済むケースが多いのかもしれません。
マンションの場合ですと他の住人の了解を得る必要がある場合がほとんど。しかも自由度が限られてしまいます。
従来からあった一戸建ての魅力である「広さ」。
それが、働き方が変わってきたことでさらに魅力的に変化。
そこにきて、感染リスクに対する安全度の高さが加わって今のトレンドが生まれているように感じます。
一戸建ての内部の造り、家具や移動するための導線もコロナ対策を受けて変わってきていますから目が離せません。
今後もチェックして情報を更新していこうと思います。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。